チョコレート専門店が本気で作ったカヌレショコラの話。

カヌレショコラ
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「CHOCOLATERIE TOKI」が、カヌレひとつに込める手間。

こんにちは。池田の「CHOCOLATERIE TOKI」です。 今日は、うちの店でひそかにファンが多い「カヌレショコラ」についてお話をさせてください。

派手な飾りがあるわけではありませんが、このひとつを作るために、私たちは一切の妥協をせず、厳選した素材と向きあい、手間暇を惜しまず取り組んでいます。

1. 「香り」を決める、本物のバニラとラム酒

カヌレの命ともいえるのが、鼻に抜ける豊かな香りです。 当店では、マダガスカル産の最高級の天然バニラビーンズを惜しみなく使っています。食べた瞬間に広がる甘く深い香りは、エッセンスや香料では絶対に出せないものです。

そこに合わせるのが、芳醇なラム酒。焼き上げることでアルコールは飛びますが、バニラと混ざり合うことで、まるでお酒の余韻のような、大人っぽく贅沢な香りが生地にしっかり宿ります。

2. 「コク」を生み出す、卵・牛乳・焦がしバター

中身のしっとりとした美味しさを支えるのは、シンプルだからこそ誤魔化しが効かない基本素材です。

  • 新鮮な卵と濃厚な牛乳: 理想の口どけを実現するために、配合のバランスを何度も調整しました。
  • 自家製焦がしバター: バターをただ混ぜるのではなく、丁寧に火にかけて「焦がしバター(ブール・ノワゼット)」にしています。このひと手間で、ナッツのような香ばしさと深いコクが生まれます。

3. 「時間」がおいしくしてくれる

生地を混ぜてすぐ焼くことはしません。 合わせた生地は、必ず丸二日ほどじっくりと寝かせます。この「熟成」の時間を持たせることで、牛乳や卵、バニラの香りが完全に馴染み、焼いた時にあの独特の「外はガリッ、中はしっとり」という絶妙な食感に仕上がるんです。

4. 高温で焼き上げる

高温のオーブンで一気に焼き上げます。 その日の気温や湿度によって、生地の膨らみ方は変わります。オーブンの前を離れず、一番いい焼き色になる瞬間を見極める。ここはまさに職人の経験がものを言う作業です。


特別な材料を魔法のように使うのではなく、「本当に良い素材を、一番美味しい状態で届ける」。ただそれだけを考えて、毎日カヌレを焼いています。

池田の街で、ホッと一息つきたいとき。 私たちのこだわりが詰まったカヌレで、心休まる時間を過ごしていただけたら嬉しいです。

今日も香ばしい香りと一緒に、お店でお待ちしています!

CHOCOLATERIE TOKI 店主より

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