ガーナ共和国
ガーナ共和国は、西アフリカに位置し、コートジボワールと隣接する国です。
また、カカオの生産量が世界2位で、日本のカカオ輸入量の8割を占めています。
政府主導のCOCOBOD(ココボード)によって、カカオ豆の流通管理を行い、カカオ豆の安定した流通を実現しています。
また、カカオの他にも、金や原油の輸出が盛んです。
そしてガーナは、野口英世が黄熱病の研究のために赴き、亡くなった場所でもあります。
COCOBOD
COCOBODとは、ガーナ政府の管理する機関です。
1937年、当時のガーナにあたるゴールドコーストの農民が、当時の宗主国であったイギリスに対抗して、ストライキを起こしたことが始まりです。
当時、ゴールドコーストで生産していたカカオ豆が、ヨーロッパ商人によって安価で買い取られ続けていました。
それに対してゴールドコーストの民がストライキを8か月間行い、カカオを市場に出すことを拒否しました。
これをきっかけにCOCOBODの前身である「西アフリカ農産物管理委員会」が1940年に立ち上がりました。
その後、COCOBODは価格規制、製造規制、販売などを受け持ち、カカオの流通と農民の権利を守っています。